乳がんで片方の胸を全摘出。
手術をするまでは、胸がなくなることや失った姿に対しての
「不安」が大きかったけれど、
手術後は実生活の中で
「不便」を感じることが多い。
乳がん術後ブラは個人差あり
まずはブラジャー。
手術前に病院から「ブレストタイ」というものを用意するように言われる。
マジックテープで前開き、いかにも医療用の茶色のブラ。
※1
入院中はなぜかこれを付けていると安心できた。
退院してからもつけていたのだけど、洗濯しているうちにヨレヨレになり、
マジックテープが傷周りに触れるのが気になり、つけられなくなってしまった。
事前に退院後や診察の際に使えるように、乳癌術後ブラをいくつかネットで見つけて用意していた。
けれども、サイズがあわなかったり、
前止めのボタンが肌にあたり痛い、痒い。
パットを入れられるポケットがついているけど、
ポケットが小さすぎたり。(健側の胸とサイズが合わん)。
中に入れるパットにしても、大きさは手ごろなものが見つかっても
パットの端や縫い目が当たり痛かったり、気になったりで
結局どれも着用できず・・・(涙)
ユニクロの「ブラトップ」も試してみたけれど
アンダーの縫い目がゴツく、やはり傷周りに当たってダメ。
この時期は本当に悲しかった。
仕事に戻るまでにブラジャー問題を何とか解決しなければならない。
自分に合うブラ、見つかる
施行錯誤の結果、やっとおちついたのが
グンゼ「キレイラボ」のFitte タンクトップ。
※2
特に乳癌術後用とうたっている商品ではないけれど
縫い目やタグもないので気になる部分がない。
パットも左右別々に入れることができる。
※3
ブラジャー着けずにこんなものだけで外出するのは少し抵抗があったけれど、
首まわりのデザインや素材・色も数種類から選ぶことができるため
オバちゃん感は薄めだし、何しろ痛くならない。
お値段のお手頃で、洗い替えにも数枚用意しておける。
そして、もう少し時間が経ってからはこちらのハーフトップに移行。
※4
こちらもパットは左右別々になっている。
術側のパット内はスカスカになるため、
詰め物は自作。
リント布と手芸用の綿。
大きさも自分で綿の量を調節すればいいし。
何しろあたって痛いことがない。
そんな訳で、術後半年以上たってもいまだにこのセットで過ごしている。
さすが日本が誇るメーカー、グンゼさんありがとう。
術後用のキレイなレースのしゃれたブラジャーもあるけれど
お値段もそこそこしているし、やっぱり痛そうだ。
なので、当面はグンゼ+自作パットでいこうと思っている。
※2,3,4 : グンゼストアから画像借りました
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