モラハラは改善するのか2

モラハラ

家具はそろえておけ

入籍後すぐに夫はモラハラの本性を現した。

例えば新居の家具選び。

 

夫の転勤で結婚後は地方に転居となり、アパートを借りることになった。

部屋の内見はしたけれど、サイズまでは測れていないというのに

とにかく必要な家具を引越し当日には全て揃えておけ、と夫は私に命令。

一応新婚な訳だし、家具は二人で相談して気に入ったものを選びたい。

「必要最低限な家具以外は部屋のサイズや暮らしに合わせて少しずつ揃えていこうよ」

と伝えても仕事で一足先に引越すことになる夫は

「ソファがなかったら仕事から帰って、俺は床に座れっていうのか?」と怒りだす。

 

結局、限られた予算内で何とかネットで探して注文したソファは、色・デザイン、座り心地もいまいち。

2年ほどで買い替えることになった。安物買いの何とやら。

怒る夫の劣等感

私は勤務していた会社を退職し、約3カ月遅れて新居に合流。

長い独身一人暮らしから新婚生活。いい年してもやっぱり楽しみだった。

東京を離れて初めて暮らす土地にも少しわくわくしたけど

そんな気持ちもあっという間に崩れていく日々の始まり。

 

夫は私のほんのささいな言動をきっかけに腹を立て突然怒り、大声で怒鳴る。

訳がわからず、私は泣いたり、とにかく謝ることで

何とかしてその場を沈めたかった。

「お前はなんでそんなにひねくれたことを言うんだ!素直に謝れ」

「・・・ごめんなさい」

「ごめんなさいだぁ?嫌味ったらしい言い方しやがって。

”ごめんね”って一言いえばいい話だろ!」

こんな調子で何か言葉を返せば、さらに激しい反撃が待っている。

 

しまいには私が土下座して謝ったり、何とかして機嫌を直してくれないかと

好きな物を食事に作ったり、夜はすすんでサービスしたり。(あほらしい)

 

【モラの理屈】絶対的に正しいのはおれ、間違っているのはおまえ

【モラの理屈】この暮らしができるのはおれのおかげ(おれの金)

【モラの理屈】おまえはおれの支配下にいる

【モラの理屈】おれに従わないと怖い思いをするぞ(脅してやる)

 

モラハラの理屈はこういう単純なもののように思えた。

 

そんな応酬の中で、私がいつも感じていたのが

夫の自分に対する「劣等感」

自分の未熟さなのか、不甲斐なさに対してなのか、何だかはわからない。

ずっと若い頃から自分に対して何らかの劣等感を持ち続けていたように私には思える。

 

その苛立ちをぶつける相手として、気が弱そうで反論してこなさそうな誰か。

腕力では負ける訳がない女である私はターゲットとして適任だったということか。

 

見た目や第一印象は気弱そうに見えるらしいが、私は意思や気も強い方なんだけど。
(つづく)

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